ゴミ箱

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ゼノブレイド2の感想

研究室の後輩に薦められてゼノブレイド2を買って、ストーリークリアしたので感想を書く。

久々のRPG(まともにやったのはたぶんFF5以来)だったけど素直に楽しめた。クリアタイムは70時間くらいで、ゼルダの伝説BotWが60時間でクリアしていたはずなので、だいたい同じ程度の時間ボリュームだと考えれば良さそう。

ネタバレは極力抑えて書くのでみんなもプレイしましょう。

 

www.nintendo.co.jp

ゲーム全体について。

全10章のストーリーから成っていて、基本はストーリーに従ってイベントを進めていくRPG。一般受けする感じではなくて、いわゆるオタク層に向いたゲームだと思う。話が進むに連れて行ける世界も広がっていくけど、どこも雄大な風景で歩いているだけで楽しい。継続のきっかけになったのは自分の場合はストーリーで、先が気になる展開だったので一気に駆け抜けられた。

難易度は決して低くないけど極端に難しくもない。難しさの理由はだいたいシステムのややこしさである。取っ付きづらい部分が多いけど、しばらくやっていると面白さが分かってくる、スルメゲーだと思う。

 

バトルシステムについて。

敵シンボルがフィールド上にいて、クロノトリガーみたいにシームレスで戦闘が開始する。オートアタックをしているパーティメンバーに的確な指示を与えて戦闘を優位に進めるタイプのシステムで、なかなか忙しい。というか画面の情報量がめちゃくちゃ多い。あと、6人のメンバーがずっと喋っているので音の情報量も多い。

最初のうちは立ち位置(背面特攻とか)を気をつけるくらいしかできることが無いけど、ブレイク→ダウン→ライジング→スマッシュというコンボを繋げていく意識から、必殺技の属性コンボを繋げていく意識、最終的には必殺技のコンボで相手に付与できる「属性玉」をキーにして、チェーンアタックで一気に沈めるという戦略に落ち着く。

この戦略にたどり着くのはだいたい5章の終わりで、ここのボスがそうでないとなかなか勝てない作りになっている。ここでどういうゲームか理解してからはかなり楽しかった。

 

ストーリー・キャラクターについて。

壮大なファンタジーでキャラクターもみんな個性があって良かった。最初にも書いたけど、先が気になるストーリー展開なので止めどころが難しくて睡眠不足がすごかった。最初出てきたイーラのメンバーを見て「FF4かな?」と思ったけど、彼らは野村哲也さんがデザインしたらしく納得。

個人的にはニアが好きです。主人公のレックスに秘密を明かすシーンでの爽やかなあのセリフが、清々しいんだけど実は悲しくてウウッ…てなりました(なんのこっちゃ分からない)。そりゃ彼女に勝てる要素が無いですからね…。その程度の表現に留めるのかな?と思ったら最終章とか能力の解禁条件とかで「あっ…」てなるものが多くて、うわあああとなりました。追加イベントで救ってやってくれ…と言いたいところだけど、バトル後のレックスとの会話聞いてると、たぶん彼も後になって真意を分かっているんですよね…

 

改良の余地がある点について。

カメラが若干不安定な気がしていて、何回か3D酔いした。特にトラの家の不安定さはすごい。

TIGER! TIGER! というミニゲームがあって、あるキャラクターの強化に必須な(繰り返しプレイを要する)ミニゲームなのだけど、これが結構難しい。レトロゲー好きな自分はハマったけど、苦痛に感じる人は多いかも…と思ったらイージーモードが追加された。

最終話、今までの戦略が通じないイベントが出てきて、しかも単純なレベル上げも困難という状態に陥るので詰む人が出てくるかもしれない。その割に、何回もあのイベントに挑戦するのが精神的に苦痛になるので結構つらい。

戦闘システムが難解な割にはチュートリアルは文章のみ、しかも1回しか見ることができない。属性コンボを繋げるのに必殺技レベルも上げていく必要がある、ということに気づくのに時間がかかった。ただ、一気に全要素を解禁せずシステムに慣れた頃合いで新しい要素を解禁していたのは、配慮されていると思った。

 

やりこみ要素が物凄いのでまだしばらくやってると思う。追加シナリオとか来たら買うつもり。