ゴミ箱

適当な事を適当に書く

CivilizationⅥ の感想文

数年前からチマチマプレイしていて、この度「難易度: 神」に勝てたので感想文を書く(短くなったので神初勝利時の戦略も最後に載せておく)。
総プレイ時間はSwitch版 + Steam版で250時間ほど。

ざっくり感想

  • めちゃくちゃ難しいけど、非常に奥深いターン制シミュレーションゲーム
  • とんでもない時間泥棒
  • 無印版は終盤ダレがちなので、DLCのGSは入れた方がいい
  • Switch版は処理時間が長いから、PC版でやるのがオススメ

 

どんなゲームなのか

文明の指導者となって、自分の文明を「一番」にするのが目的のターン制シミュレーションゲームボードゲーム的な感じ)。
「一番」の定義がいくつかあり、それぞれ科学・文化・制覇・宗教・外交が基準として存在する。そのうちどれでも良いので「一番」になれば勝ち。
つまり、勝ち方は5通りある*1
都市を建設したり、キャンパスや工業地帯といった区域を建てたり、他の文明と外交取引したり、戦争したり…とできることは色々あって、そのどれもが複雑に絡み合ってゲームが進んでいく。
DLCのGS版はさらに気候変動や災害といった要素が加わり、石炭に頼ったゲーム進行をしていると終盤で沿岸都市が海に沈んだりする。


大まかに言うとこんな感じだが、とにかく覚えることが多い。正直、最初の100時間くらいはあんまり勝ち方分かってなかったし、今でもシステムの全てを理解しているとは言えない(宗教周りとか曖昧)。

面白いところ

システムがとても複雑な分、戦略の多様性が凄まじい。
最高難易度(神)のクリア方法について色んな人がブログや動画で紹介しているが、全員言ってることが違うくらい攻略法にオリジナリティが出る。
強いユニットや建物についての認識は共通しているが、「どういう方針でコマを進めるか?」というところに個性が出る感じ。この点はストラテジーゲームとしてとても良く出来てると思う。

イマイチなところ

とにかく時間が溶ける。初めの50ターンくらいは1時間もあれば終わるが、都市やユニット数の増加・見るべき場所の広がりなどから体感そこから40ターン進むごとに2倍くらい所要時間が増える。
クリアターンは普通にやっていれば250~300ターンくらいになるが、サクサク出来ても6時間、じっくり進める場合12時間くらいは掛かる*2
とは言え、このゲーム序盤が全てみたいなところがあり、明らかに勝てない展開になると捨てゲーするのでそこまで大きなダメージは無い。

また、良くも悪くもシステムが複雑すぎるので初めの1勝までが遠い。最低難易度でやってもこの点は変わらない*3。一応チュートリアルはあるが、全然追いついていないので結局どれだけ自分で調べられるかが大事になってくる。

まとめ

細かいところはいくらでも書けるが、誰にも伝わらないと思うので割愛。
難しいけど面白いので、ぜひやって欲しいゲームです。


難易度:神 初勝利時の戦略など

ここからは既にある程度プレイしている人向けの攻略メモ。

プレイ前の方針

指導者は大コロンビアシモン・ボリバル。いわゆる強キャラで、主に「ユニットの移動力が全員+1」という特性が壊れている。
難易度は神、マップは大陸、スピードは標準、広さは標準(8文明)。
一番潰しの効きやすい文化勝利を狙いつつ、状況次第で科学勝利・制覇勝利を目指す感じで。宗教は神相手だとまず創始が難しいので無視する。

序盤(~古典時代くらい)の方針

神文明は内政面でチート性能を持っているのでまともにやり合っても勝てない。
しかし、AIは戦争がとても下手なのでそのスキに付け入る。つまり、相手が育てた都市を戦争で奪い、文明を育てる*4
特に序盤で差を縮めないと永遠に追いつかないため、古典時代くらいまでに1文明飲み込むのが目標。自分のプレイでは、奇襲戦争を仕掛けてきたスウェーデンを返り討ちにして滅亡させた。

序盤の戦争は弓兵5体くらい+戦士4体くらいで動くとやりやすい。敵ユニットの殲滅を優先し、行けるとなれば都市を攻囲して占領する感じ。占領都市の忠誠心に気をつけつつ、必要に応じてビクター総督を置いたり、「辺境守備隊」政策を採用したりする。どうしても無理そうなら都市は破壊してしまった方が良い。
都市に壁ができたら弓兵だけでは厳しいので、和平を結んで終戦する。

中盤(~ルネサンス時代くらい)の方針

戦争はほどほどにして、開拓者スパムしつつ内政を進める。区画を作る際は、隣接ボーナスや6マス以内の都市(工業地帯・総合娯楽施設)を意識する。
キャンパス(山・礁)、劇場広場(遺産・総合娯楽施設・ウォーターパーク)、工業地帯(ダム・用水路)の3つは主な隣接ボーナス源を覚えておいた方が良い。
区画はなるべく固めた方が、区画隣接ボーナスも得られやすいし後々スパイで守りやすいので良い。ただ、戦略資源・高級資源のある場所には(都心以外)建てられないので、思い通りにならないことも多い。
100ターン目で科学力+文化力が100を越えているくらいが目標。また、自分の場合この時点で13都市くらいあった。

遺産はこの時点だとまだAI側が強いのでなかなか建てられないと思う。区画建設に忙しいと思うので、余裕があるかよほど欲しい物が無い限り手を出さなくて良さそう。
また、大陸マップだとなるべく早めに外海へ出て、別大陸の文明と接触して突出しているところがないかチェックすると良い。
自分のプレイでは、別大陸はお互い潰し合いをしていてそこまで気にする必要は無さそうで、軍事力の拮抗している自大陸のお隣さん(スキタイ)が一番の脅威と認識した。

また、都市数もそれなりにあることから100ターン目前後に文化勝利へ狙いを定めて、別大陸の文明とはなるべく同盟を結ぶような流れに持っていった。
劇場広場スパムをしつつ、各文明から傑作を買い漁り、偉人から傑作を取得し、テーマ化ボーナスを揃え…といういつものプレイを進めた。

終盤の方針

文化勝利だとシーサイドリゾート・スキー場を建てまくりつつ、スキを見て聖地を建てて信仰力を補いロックバンドスパムを行う感じ*5
ロックバンドはなるべく韓流政策セット後に量産したい。自分のプレイでは終盤入り時点で科学力200~300、文化力1000前後と大きく文化に振っていたので、文化スロットが物凄いスピードで進んでいた。

あと、他文明の状況には常に注意し、勝ちそうになっているところは友好宣言・同盟を見送って殴りに行く。
終盤は爆撃機がとにかく強くて都市も一瞬で陥落するので、お守り代わりに数機持っておくと良い。そのため、飛行場はスキを見て各地に作っておく。
自分のプレイではグルジアの宗教勝利が危なくて、スキタイが落とされたら終了というところまで来ていた。同盟が切れた瞬間にスキタイと共同戦争を吹っ掛けて、宗教ユニットプチプチをやった。
生き残ったメチャつよロックバンドたちが各地を荒らし、262ターン目で文化勝利。

*1:厳密には規定ターン内に決着しなかった場合の例外的な勝ち方もある

*2:マップ大陸、スピード標準、広さ標準(8文明)の場合

*3:難易度:王までは体感あまり変わらず、皇帝から急激に難しくなる印象だった

*4:不平システムがよく出来ているので中盤以降の奇襲戦争は外交面で厳しくなる。やるなら序盤。

*5:ロックバンドの解散率が体感数字以上に高いのでたくさんユニットが必要