ゴミ箱

適当な事を適当に書く

ポケモンSVの感想文

ストーリークリアして、シングルマスターボール級到達できたので、まぁある程度遊び込んだかなと思い感想文を書く。
最後にマスターボール級到達時のパーティ編成を書く。

本記事は普通にネタバレ全開で行くので、気にする人は読まないでください。

事前知識

ポケモンを最後に(まともに)プレイしたのはなんと第3世代(ルビー・サファイア)で、それから6世代飛んだことになる。第3世代は技タイプで物理・特殊が分かれていた時代である。なんでゴーストが物理技扱いなんだ…と疑問に思いながらプレイしていた記憶がある。

その頃から色々仕様が変わっていて最初はついていくのが大変だった。でもまぁずっとやってると慣れるもんだな、と思った。

よかったところ

これはみんな言ってるけどストーリーやキャラクターが良かった。最終的にどの登場人物も好きになれるし、それぞれの個性が立っていて深掘りも(ジムリーダー・一部の四天王を除いて)しっかり出来ていた。メインシナリオの最終パートは映画版かと思うほど壮大で、満足感のある結末だった。このゲーム、ペパーが主人公だよね…。

また、新しい対戦仕様である「テラスタル」が面白い。ポケモン対戦(ランク戦)はある程度環境ポケモンやその型が定まってくるもので、徐々にみんな同じような構成になって行くものかと思っている。ただ、テラスタイプを何にするかは個性が出やすいところで、試合を大きく動かす割に1回しか切れない手となっているので、シンプルなシステムながら不確実性を増していていい感じだと思う。

あと、BGMも(後述の箇所を除いて)良かった。最近では割と当たり前になってきてるけど、フィールドと戦闘でBGMもシームレスに変化したりオープンワールドに上手く溶け込む仕様だったと思う。

上記3点がとても高レベルにまとまっているので、このゲームは好評なのだろうなぁ、と思う。
システム面では、オープンワールドの割にワープしてもロードが速いところが良い。ただ、それ以外は…

よくなかったところ

話題になっているけど、とにかくバグが多い。本当に多い。正直、今までプレイしてきたゲームの中で一番ひどいと思う。ひどすぎて笑えるレベル*1

壊滅的なのがグラフィックと物理周りで、

  • オープニングで教室の机の上にある紙が無限にチラついている
  • 崖のテクスチャが近づくと歪む
  • 普通にその辺を走っているだけで地形がチラつく
  • 謎の地形隙間にハマって動けなくなった…と思ったら、数秒後に画面が暗転して安全な場所へ謎ワープが発生する*2
  • 崖登りスキルで普通に崖を登れないので、結局ジャンプを繰り返して登っている

など「これ本当にマスター版か?」と思うレベルにヤバい*3。ただ、ポケモンやキャラクターのモデルはよく出来ている。

また、めちゃくちゃ動作が重い。常に処理落ちしてる。特に、しるしの木立・北3番エリアの重さはヤバい。戦闘シーンがシームレスな上にコマンド性バトルなので、半分の速度で進行するバトルのストレスがヤバすぎる。
数時間に1回はクラッシュする。たぶんメモリ破壊系のバグがあると思う。

四天王・チャンピオン戦においてイントロだけでBGMがループするバグがある(高確率で発生する)。しかも今作のポケモンリーグは再戦不可なので、このバグが発生するとBGMは二度と聞けない*4。自分もこのバグに遭遇し、テラスタルとのシンクロなど楽しみにしていたので非常に萎えた。直前でゲームを再起動すると治るらしいと後で知った。

ボックスが妙に重い。ページを切り替えるたびにポケモンモデルの非同期ロードが入り、誰がどこにいるか判断するのに結局ロード待ちする必要がある。なんでこんな仕様になってるんだ…

レイドバトルのテンポが悪く、バグが多い。エフェクトやテキストがいちいち長いし、こちらのバフ・相手のデバフをなかったことにしてきたり、謎の力でテラスタルチャージを消してきたり、めんどくさい仕様が多い。その割にポケモン育成面で重要度が高く、無駄に時間が取られる。

おもったこと

このゲームの開発期間が3年だったと仮定すると、このようなクオリティで発売されたのも正直仕方ないのではと思う。3年で作れるようなボリュームじゃなかったし、なんとか骨格だけ仕上げて肉付けが全然出来てない状態でリリースした雰囲気が伝わってきた。せめてあと半年あれば…と惜しい気持ちが出てくる作品だった。
全方面でバグだらけなので、アップデートで改善すればいいなと思う。

ただ、クリア後も遊び続けているくらいにはコンテンツがよく出来ているので、やって損はないゲームだと思う。
有名タイトルでこんなにバグまみれなのも珍しいので、そこを笑いながらプレイできるならオススメしたいゲームです。



シングルマスターボール級到達時のパーティ

初心者なので、普通に環境ポケモン使ってました。バトルは読み合いで勝っていた事が多いので、なんかその辺の駆け引きは得意かもしれないです。

コンセプトとしては普通の対面構築で、環境に物理アタッカーや物理受けが多いので特殊アタッカーを多めに採用しています。基本よく見る型ですが、エース一匹だけちょっとマイナーな型を採用していてその点で相手に罠を張っているような感じでした。

サーフゴー

  • 特性: おうごんのからだ
  • 持ち物: おんみつマント
  • テラスタイプ: かくとう
  • 技: ゴールドラッシュ・シャドーボールきあいだま・わるだくみ

ひかえめCS振り。特殊アタッカー兼キノガッサ対策。
テラスタイプときあいだまはドドゲザン対策だけど、結局1回も使わなかった。
シーズン開幕から注目されていた強ポケ。ちょいちょい選出していたけど、上手く使えたことは一度もなかった。この型はあんまり自分と合っていないのかもしれない。

ロトム(水)

おくびょうCS振り。特殊アタッカー兼耐久型ポケモン対策。
10万ボルトを切ってるのが少し珍しいかもしれない。パーティが鋼に弱い構成なので、炎テラバーストを採用した。これは時々刺さっていた。
環境の耐久ポケモンといえばキョジオーン・ヘイラッシャ・カバルドン辺りが挙げられるが、タイプ的にこれらに有利なので逆に逃げられることが多く、こいつらにトリックを決められたことはほぼ無かった。
むしろ、カイリュー相手にトリックすることが多く、残り1匹でりゅうのまいを積み始めたカイリューにスカーフ押し付けたときはとても気持ちよかったです。

キョジオーン

  • 特性: きよめのしお
  • 持ち物: たべのこし
  • テラスタイプ: みず
  • 技: ボディプレス・てっぺき・じこさいせい・しおづけ

わんぱくHD振り。物理受け・特殊受けどっちも可能。
環境で大活躍している硬すぎポケモン。実際めっちゃ強かった。特性が壊れている。
テラスタイプはみずにしていたが、たぶんくさの方が強い。
特殊アタッカー相手には基本負けるので、対面したときは諦めてボディプレス・しおづけで少しでも爪痕を残して退場していた。

マスカーニャ

  • 特性: しんりょく
  • 持ち物: きあいのタスキ
  • テラスタイプ: くさ
  • 技: トリックフラワー・はたきおとす・じゃれつく・とんぼがえり

いじっぱりAS振り。物理アタッカー。キョジオーン・ヘイラッシャ辺りを警戒した草ポケモン
マスターボール級到達直前までへんげんじざいの方を使っていたが、正直微妙だったので最後はしんりょくに変えた。
トリックフラワーはもちろん強いし、はたきおとすも(特にゴーストの多い環境なので)強い。じゃれつくはドラゴン対策に入れたが、あんまり使うことがなかった。とんぼがえりは誤魔化しに便利。
マスカーニャ可愛すぎる。

ミミッキュ

  • 特性: ばけのかわ
  • 持ち物: いのちのたま
  • テラスタイプ: ゴースト
  • 技: じゃれつく・かげうち・シャドークロー・つるぎのまい

ようきAS振り。物理アタッカー。
困ったときに選出するみたいな曖昧な使い方をしていたが、何故か活躍することが多かった。1回攻撃流せるのって強いんだなぁ…と思った。

ドラパルト

ひかえめCS振り。特殊アタッカー。現環境においては、パーティの中で最もマイナーな(変わった)型だと思われる。
最も活躍してくれたエース。初手とんぼがえりで環境によくいる物理型を装いながら引っ込み、満を持して「実は特殊型でした~」とぶっ込んでいく動きがとても強かった。また、対策として鋼テラスタルしてくる相手が多かったので、炎テラルタル火炎放射がとても良く刺さっていた。
対戦においてはこのドラパルトをいかに温存し、特殊型・炎テラスタルであることを隠し通しながら相手を削るか考えるパターンが多かった。実際これが強い動きだったと思う。
現環境でドラパルトより速く動けるポケモンがほぼいない、というのが強い部分。最後に上から殴りまくって勝つ感じ。



現環境はドラパルト・キョジオーンの2強だよなぁ、と思っています。

*1:失笑もあるけど普通に笑えるバグも多い

*2:開発側も地形ハマりがあることは把握していて、苦肉の策で入れた救済だと思われる

*3:今年発売された『アルセウス』で出来ていたことすらバグだらけだったので、どうして…という気持ちが強い

*4:一応、ランクマッチで聞くことはできるがストーリーでは二度と聞けない